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86、87、88

ナダル 1986年生まれ
マレー 1987年生まれ
デルポトロ 1988年生まれ


「ナダルはモヤと練習してるんだってさー。なのに僕はアンタと兄ちゃんだぜ。スペインに行かせろよ~」(超訳)と、15才のマレ-がある日マレー母に言いました。で、マレーはバルセロナでテニス修業を開始したのでした。

ナダルとマレーは今までジュニア時代も含めて一度も対戦歴がない。対戦どころか、練習などで打ち合ったこともほとんどないらしい。

マレーの盟友ジョコビッチはフェデラー相手にあっけなく砕け散りました。(フェデラー、気合が入りまくってましたねえ。王者の貫禄を見せつけられた。) マレーvsナダルはどうなるでしょう? 

マレー(&ギルバート)はこの対戦は将来の対戦に備えての布石だという発言をしてますが・・・

マレー: "I just want to see what sort of problems I can cause him and find game plans for the future when I play against him as well."
ギルバート: "But he has an opportunity - and it's a good way to gauge how you're playing against the number two in the world."
(ギルバートというと「ナダルが株なら買いだ」という彼の昔のセリフを思い出します)



それにしても、マレーの成長にはびっくり。3回戦でチェラに勝ちましたけど、去年の全豪では1回戦でチェラにコロリと負けたんですね。1年前はまだ成長途中という理由で医者から筋トレを制限されていたそうですけど、このオフシーズンには有名なトレーナーについてみっちり鍛えたそうです。

Scotsman紙記事にも書かれていますが、今の彼はテニス選手としては最高の環境にいますね:

 *コーチ
 *テニス協会のサポート
 *練習相手として気心の知れた兄が同行(兄はブライアンズにダブルスの才を買われて練習相手に指名されたとか?)
 *その兄とダブルスも組める
 *同い年のよきライバル兼盟友ジョコビッチ
 *よき先輩ヘンマン、など。

もちろん、「英国テニス界」というとんでもないものの期待も彼一人にかかってきてます。ヘンマンの例なんかを思い浮かべちゃいますが、ヘンマンには荷が重すぎたけど、彼なら大丈夫なんじゃないかと思います。理由は:

その1) ヘンマンはジュニア時代(だかプロ初期)にはトップ10に入るような器だとみなされてなかった(らしい)。一方マレーはジュニア時代からその才能を注目されていた(と、推測。彼がジュニアだった頃、私はジュニアとかチャレンジャーには全然関心がなかったので)=才能はある。 

その2) マレーは思ったことはどんどん口にする。これはプロとしては精神衛生上とてもいい性癖だと思う。

その3(おまけ) ウェアがフレッド・ペリー。そういうつもりで選んだのか選ばれたのかは知りませんが、なんだか因縁じみている。〔フレッド・ペリーのウィンブルドン優勝(1936年)が英国人男子としては最後の優勝。〕





ゴンに負けたデルポトロ: 「ナダルが僕に言ったんだ。彼が今の僕と同じ年の時にここでヒューイットとやって、やっぱり痙攣にやられたってね。テニスでは僕はゴンサレスに引けをとってなかったと思う。」

【Hewitt(3位) d. Nadal 5-7 6-3 6-1 6-7(3) 2-6 ←全豪2005】
この試合はたしか日本でも放映されたんですよね? 


・・ナダルったら「先輩」としてデルポトロにそんな話をしたんだね~~~






★サフィン、主審に対する態度が悪いということで罰金2.534ドル。
ヒューもDancevic戦で罰金だそうですね。


★動画Es en serio
ゴンvsヒュー

★動画 González piensa en grande tras triunfo sobre Hewitt
ゴンvsヒュー





<ソースなど - マレー関連>
Músculo contra inteligencia
"Será el partido de la inteligencia contra el músculo" (Ramsay、↓の記事を書いた英国のジャーナリスト)
マレーとナダルの対戦はアタマvs筋肉になるだろう・・・だって。
私に言わせれば「アタマvsハート」。

Murray relishing coming of age
What he discovered was that for all the rippling biceps and impressive six-pack, Nadal is not the strongest. “ Guys like Gonzalez, Tursunov, those sort of guys can really give the ball a whack,"
But the biggest weapon in his arsenal is his brain: Murray thinks a good match, assessing the opposition and formulating a game plan on the run.

Murray finds prime form for Nadal test
ギルバート(マレーについて): 「1年前は子供だったけど、今はプロさ」
"A year ago he was a kid," "Now he's a professional."

Gamewatch - Murray v Chela
Chela apparently picked up an ankle injury in his second-round match against Jarkko Nieminen and he does appear to be struggling to move around court with any fluidity.
チェラはニミネン戦で足首を痛めた影響が残ってたらしい。

Murray has secret weapon: he's from Barcelona

MURRAY BULLISH AHEAD OF SPANISH TEST
"I just want to see what sort of problems I can cause him and find game plans for the future when I play against him as well."



<ソースなど>
Australian Open: Novak Djokovic, Jan 21, 2007
Q. You were pretty confident before the game. Now what is your feeling? Are you as confident in your capacity after the match?
NOVAK DJOKOVIC: Yes, I'm still feeling okay. Maybe some people think, Okay, what is this guy thinking. He's so confident. He thinks he can beat Roger. Now I lose three straight sets. Okay, they think I feel the other way.
But I think that's the only way you actually can win against a player like Federer. You have to be positive. You have to be confident to win. That has to be your goal for the match against him 'cause if you think the other way, just to play your best tennis, just to perform well, then you can't do it.
I'm feeling still okay, like I said, a little bit sorry that I lost, that I couldn't win a set and put him in a bit difficult position, situation. But, of course, there is a future in front of me. There's a lot more tournaments. I hope to play a lot more matches against him.

Aprendizaje, aún en la derrota
デルポトロ: "Hubo de todo un poco. Físicamente yo sabía que no podía soportar cinco sets en un nivel tan exigente, pero son cosas que pasan, todavía tengo que mejorar. Hace un rato, Nadal me dijo que cuando tenía mi edad, jugó aquí con Hewitt y se acalambró todo. Lo tuve cerca, pero es más de lo mismo. En el tenis no hubo mucha diferencia, pude jugar bien, pero me cansé para atacarlo y para moverlo, y él supo esperar el momento de presionar. Las derrotas dan experiencia, sí, pero ya estoy cansado de perder con él, lo tuve siempre cerca y se me escapó",
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[ 2007/01/22 ] 2007 全豪&前哨戦 | TB(0) | CM(8)

>マレーとナダルの対戦はアタマvs筋肉になるだろう・・・だって。
激ウケ☆
熱い♡で、ガンバレ~
[ 2007/01/22 20:12 ] [ 編集 ]

だたいま観戦中

れいこさん、こんばんは。
只今第1セット タイブレークでマレーが取りました。
アタマVS熱いハートの若者の戦い、面白い試合ですね。

ゾンビナルとベルディフ負けちゃいましたね。。。
そうだ、意外にもブレイクまでv-12

[ 2007/01/22 20:55 ] [ 編集 ]

やった!

アタマvsココロ、の方が適切だったかも。

ラファはやっぱりすごい。

ナルとベルディフがx
ゴンとラファが○
今日は2勝2敗。

KIAのTVCMが妙にはまってて、最初は
Who's next?
第5セットはThe Power To Surprise
まさに今回の試合を象徴してて、笑ってしまった。

ラファ、いい試合をありガト~☆
マレーもね。大健闘。ウィンブルドンとってもOKだよん。
[ 2007/01/22 23:58 ] [ 編集 ]

今回は若者が頑張ってるのもあって、いい試合多いねぇ。
好カードなのに、いつも尻切れトンボなのが悲しい…
マレーは最後息切れかな?経験の差でしょうか。
お二人ともお疲れ様~!
ラファは次ゴンと!?バモ度が最高ランクだね(笑)熱い戦いになりそう。

ベルディフ、1度は見たかったのにな。残念。
でもデンコはシード3なのに。この扱いかわいそうではないか!
ナルもセンターで試合してないよね。あ、ナルの試合も見てないわ…
[ 2007/01/23 00:39 ] [ 編集 ]

忘れてた。マラトまた罰金なのね。ご愁傷様です…
[ 2007/01/23 00:40 ] [ 編集 ]

世代間競争

>マレーvsナダル
30分ほど見たところで、放送が終了。しかし、あまりマレーがいいところを見せている時間帯ではなかったようだけれど、それでも、彼の才能を再認識するに十分だったなあ。マレーとナダルは数ヶ月しか年が違わないとか。
 
 フェデラーの時のように、3セットマッチだったら、たぶん、マレーが勝ってたような気がするなあ。しかも、彼は、試合後のインタビューで、フェデラーの時より、いい試合をしたとか、5セット戦えたことに満足だとか、ナダルが試合終了後、健闘をたたえてくれてうれしいとか、ナダルに是非フェデラーにチャレンジしてもらいたいとか、あんがい普通にかわいいことも言ってます。
 しかし、ナダルもbaby balls一番の出世頭に安泰とはいかなくなるかもしれないなあ。

>ベルディフ
 ついに、一度も顔を見なかった。ダイジェストにすら、登場せず。かわいそうだわ。
[ 2007/01/23 01:14 ] [ 編集 ]

>3セットマッチだったら、たぶん、マレーが勝ってたような
わたしもそう思います。
でも、GS。5セットマッチ。
戦い方が違うのでしょうね、そこで経験の差が出たのだと思います。

ラファのファンだから、わたしとしては別にいいのだけれど、
ラファは第2シードなのにこれまでずっとセンターコートですよね。
別扱いなのかな?人気カードってことなのかしら?
[ 2007/01/23 01:36 ] [ 編集 ]

本当にワカモノが新しい風を運んでくれた大会でした。(って、まだ終わってないけど) でも、終わってみれば(だからまだ終わってない)、上位シード群がかなり順調に残ってますね。

最後はラファの気力勝ちでしょうか。あわやベーグルという展開だったんだけど、差はわずかでした。いろいろと修羅場をくぐりぬけてきたラファの経験からくるしぶとさがモノをいったのかも。

でも、マレーはとりあえずフィジカルが5セットを乗り切ったというだけで収穫じゃないでしょうか。賢い子みたいだから、5セットマッチへの戦略面なのでの適応はモンダイなさそうだし。

ナダルはマレーより11ヶ月半くらい年上です。(マレーとジョコは1週間違い)

>ナダルが試合終了後、健闘をたたえてくれてうれしい
ネットでの握手の様子がいい感じでしたよね。

>あんがい普通にかわいいことも言ってます。
マレーというと「口から先に生まれてきた」というイメージがあるけど、先入観ですね。英国メディアが言葉尻をとらえてセンセーショナルに報道してるから。

>出世頭
30才くらいまで現役生活を続けるわけですから、抜いたり抜かれたりするでしょうね。ラファは思いもかけずに若くして2位になっちゃったけど(2005年当初は15~20位で終わることを目標にしてたはず)、他の選手も次々名乗りをあげてきてますからね。

で、ベルディフは、私もようやく今日【拝顔】が叶いました。陽の光に照らされて天使みたいでした。(やけに図体のデカイ天使だけど) 

>第2シードなのにこれまでずっとセンターコート
そういえばそうですね。人気者だからかな。
あ、ひょっとしたらKIAが大会のスポンサーというのも関係あるかも。

ベンチタイムにKIAのCMも入ったんですけど、最初はずっとWho's Next?バージョン。(KIAカーが荒野を走りまくり、ラファも走り打ちまくる。最後にクルマの横で崖っぷちにたたずんで遠くを見つめるラファが"Who's Next?(次は誰だ)"ってつぶやく)
で、第5セットに入ったら、The Power To Surpriseバージョン。(この頃になると眠くて眠くてCMタイムは束の間の睡眠タイムだったので内容は覚えてないけど、たしかにラファにはThe Power To Surprise(人を驚かせる力)があるな~マレーにやられるかと思ったらここに来て豹変だもの・・・と夢うつつにおもった)
[ 2007/01/23 08:01 ] [ 編集 ]

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...he looks back and decides that all those years he suffered, those are the best years of his life, cause they made him who he was. 
(From a film Little Miss Sunshine)