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アピアランス・フィー

お金の話。

ドイツのテニスマガジンサイトに出ていたアピアランス・フィー関連記事「Wie die Stars geködert werden」の興味ある部分をダラダラ~と訳したものです。
・・・というのはうそで、実はオランダのテニス雑誌「SMASH」にほぼ同じ内容と思われる記事が出ていたので、そちらから訳してます。

なお、アピアランス・フィー(賞金ではなく出場料)の額が公表されることはまずありえないそうで、以下に出てくる数字はあくまでも推測の域を出ません。






<アピアランス・フィー>
アガシ、フェデラー(ドバイ2006) 400,000ドル
ナダル(ウィーン2005)      250,000ドル
フェデラー、ナダル(平均)      150、000ドル
シャラポワ       100,000~200,000ドル
v.ウィリアムズ、ルビチッチ      100,000ドル
モヤ、サフィン            50,000ドル
ランキング5~10位(ATP, WTA)  50,000ドル


アピアランス・フィーについてはランキングだけがモノをいうわけではない。一般的にヨーロッパでは「カリスマ性」がモノをいう。アジアでは「大物」であることがモノをいう。

フェデラーが過去6年間出場しているハレ大会では、ロジャー・フェデラー財団への寄付金を集めるため「スイスの夕べ」が企画される。大会ディレクターたちによると、フェデラーは大会が企画する催し物にも協力的だし、今でも最高級のホテルスイートを提供すると喜ぶそうだ。特別待遇を要求するようなこともない。

ハレが2004年にナダルと2年契約を結んだのは、大正解だった。2004年から2005年にかけてナダルの価値は急上昇だったから。もっとも2004年は故障、そして2005年は1回戦敗退だったが。その後、クィーンズがハレより高いアピアランス・フィーを提示したため、ナダルはハレには出ない。

もちろん、アピアランスフィー以外の要素もモノをいう。たとえば、交通費負担チーム全員分のホテルの部屋、それからヒッティングパートナーへのWC(ワイルドカード)。WTAであれば、ダイアモンド、ブランド品など。

こういったモノの見返りとして、大会側はスター選手たちが大会のPRに一役買ってくれることを期待する。たとえば、V.ウィリアムズがイスタンブールで優勝した後、かの有名なボスフォラス海峡の橋でボールを打った画像が世界中に配信され、100,000ドルのアピアランスフィーの価値は十分あった。

この逆のパターンもある。たとえばイバニセビッチとカフェルニコフ - プラハ大会でアピアランス・フィーをたんまりもらいながら、二人そろって1回戦敗退。頭にきた大会ディレクターは裁判沙汰まで考えたそうだ。マッケンローもかつて莫大なアピアランス・フィーを受け取ったミュンヘン大会で無名の選手相手に1回戦敗退後、前もって予約してあった飛行機に乗ってサヨナラ。

アガシにも同じようなエピソードあり。300,000ドルのアピアランス・フィーが出たと言われるSt.Poelten大会の1回戦で当時はまったく無名だったジモニッチに敗退。ウィーンの最高級ホテルに泊まり、トーマス・ムスターのヘリコプターで会場入り。さらに警官のエスコートを要求。しかし、アガシはこの敗戦を大いに恥じ、ホテルその他の経費を自分で払った。

大スターでなくとも、旨みのあるオファーには事欠かない。たとえば、洋服の大幅割引(H・ボス@シュトゥットガルト、G.ウェバー@ハレ)など。

こういった取り決めはスター選手たち自らがすることは少なく、たいていはマネージャー(エージェント)が代行する。もちろん、そうなるとコミッションが発生する。

以前はこういったアピアランス・フィーは禁止されていたが、1990年にATPが発足した際、プロモーション費用という名目でOKとなった。

最近は、アピアランス・フィーを大会での成績と連動させる傾向が増えてきている。たとえば、フェデラーは今年のドバイでまず100,000ドルを受け取り、1回勝つ毎に50,000ドル追加。合計400,000・・・だったのではと推測される。

米国ではお金の話はもう少しオープンである。ロサンジェルス大会では、アガシ・ロディック・ヒューイット・サフィンの4人に合計500,000ドル出た。大きな大会ともなると、アピアランスフィー合計が100万ドルになることもめずらしくない。





Money Mattersによると、今年のチェンナイのアピアランス・フィーは

ナダルとナル: $250,000
モヤ: $150,000

さらに、パエスが自国チェンナイでなくドーハに出場したのも、アピアランス・フィー絡みだろうとのこと。





その他、とりあえず目についたお金関連記事:
Mirza tops in appearance money
The journeyman's incentive to perform
Tennis stars shine in CR, for a fee






私のバースデイ・エギジビのための試算:

 ナダル  150、000
 モヤ    50、000
 サフィン  50、000
 ガト  友情出演ということで足代だけ・・・じゃやっぱりダメだよね。しかたない(!?)50,000でどうだ!
     

出場料だけで30万ドル・・・
ちなみに総当り戦で、ダブルスも予定してます。
(ナダル・モヤ vs ガト・サフィン)


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追記(2009年1月):
clipped from www.cbw.cz
The Czech tennis community is in turmoil over the prize money paid to Czech-American tennis legend Martina Navrátilová’s for her appearance at the ECM Open tournament held in Prague May 8–14.

Tennis officials agreed that paying appearance money to selected stars was more advantageous than striving to bring back bigger professional tournaments.

“It’s better to agree with some players and to pay them appearance money than to opt for hosting a big tournament,” said Miroslav Černošek, general manager of TK Plus, a company that regularly organizes the Czech Open tournament in Prostějov in early June.

“It’s certainly better to pay appearance money to players than to increase the overall prize money,” Černošek said. “Today, there’s no corporation willing to invest into tennis [here] and to support a major tournament, so it really makes more sense to spend the money available on helping bring in some top players who wouldn’t otherwise come.”

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[ 2007/01/14 ] テニス一般 | TB(0) | CM(4)

れいこさんのバースデイ・エギジビ

単位をYENにしてくれたら、わたしもスポンサーになります♪
ガトは、友情出演、なんですか?!
愛情、のタイプミスですよね(うふふ)
[ 2007/01/14 16:33 ] [ 編集 ]

そういえば、お金の額って公式には出ないですね。
野球選手の年俸も推定額だし・・・
なんでだろう?ハッキリ出ると税務署が来ちゃうのかな?
他との交渉の関係かな?

成績と連動させるというのはいいですね。
さすがに莫大なお金払って1回戦負けされた日には大会もたまらん・・・

れいこさんのバースデー・エキシビ、どこでやるの?
ぜひ日本で♪ 有明予約しときます。
[ 2007/01/14 21:09 ] [ 編集 ]

面白いです

こういう話って面白いですね。

成績と連動させるっていうのはスポンサーとの契約の時はよくあるようですね。金メダルでプラス○万ドル、世界新記録でボーナス○万ドルとかね。テニスだとやっぱりGS優勝でいくらって感じなのかな?
でもこうやってアピアランスフィーがつく選手もいれば、全て自費でコーチとかも雇わないといけない人もいるわけで…。ホント、移動の交通費とかだけでも大変ですよね。そういう苦労をしてようやくフィーをもらえる立場になると、逆に周囲のためにもより条件のいい大会に出たいって思うんじゃあないでしょうか?

>れいこさんのバースデー・エキシビ
じゃあ私は線審で参加ということでお願いします。ガトに「foot fault!!」って一度でいいから言ってみたい(笑)。
[ 2007/01/14 21:46 ] [ 編集 ]

じゃ、のびたさん 一口のりますか? 
(一口一万円で~す♪)

nannanさん
アピアランスフィーも税務署にはちゃんと申告するらしいです。
ATP以前には禁止されていた、という背景も関係あるのかも。それに、トップ選手なら勝ち上がる可能性も高いわけだから、賞金を高くした方が公平なんじゃないか、とか。

エギジビの会場をどこにするか考えてませんでした。
やっぱりラファ顔見世@JAPANも兼ねて有明かな。
(出演料値切れば、儲かっちゃったりして!?)

asukamuraさん
エギジビではフットフォルトはとらないことにしますが、それでも線審やりますか~

>全て自費でコーチとかも雇わないといけない人もいるわけで…
100位圏外だとかなり厳しいらしいですね。協会などから援助のない人たちは、(特にキャリア初期に)どうやって暮らしを立てているのかと心配になることがあります。
[ 2007/01/15 04:48 ] [ 編集 ]

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...he looks back and decides that all those years he suffered, those are the best years of his life, cause they made him who he was. 
(From a film Little Miss Sunshine)