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男女同額賞金? ほかお金の話

マドリッド表彰式を見ていて気がついたんですが、男女優勝者の賞金額が同じになってましたね。ATPはまた賞金額を変更したんでしょうか。インディアンウエルズやマイアミでは、男子より女子優勝者の賞金が多かったし、ATPサイトによればマドリード優勝賞金は€ 620,000(フェデラーが手にしていた巨大小切手に書いてあった額)じゃなくて€ 585,000なんですが・・?

それでふと思い出して、今更だけど3月に下書きしたままアップせずにいた記事を掲載します。限られた記事からの情報に基づいたものだし、その後状況が変わっているかもしれません。そうじゃないよ・・というようなことがありましたら、ぜひ教えてくださいね。

この記事を書いた後、MTFでリンクされていた参考記事:
"ATP gives events 25 percent rebate"(sportsbusinessjournal.com, March 09, 2009)




下記を書くにあたっては、"ATP prize money more equitable"(by Kamakshi Tandon, sports.espn.go.com, February 17, 2009)からの情報をたくさん使わせていただきました。



■インディアンウエルズ

ラファが圧倒的な強さを見せつけて優勝したインディアンウエルズ。女子テニスに詳しくない私は、女子の優勝者ズボナレワは名前は見たことはあるけど顔見てもディメンティエバとかナントカとかとの区別がつかない。(ディメンティエバも実はどんな顔かおぼろげにしかわからない) 

このふたりの優勝者の賞金、いくらだかご存知ですか?

ラファ:  $605,500
ズボナレワ:$700,000

男女同額どころか、女子の方が多いわけです。この件はラファには内緒にしておいて下さい(笑) 

女子より少ないのは、優勝者だけではありません。今回の男女賞金額を較べてみました:

          男子     女子  
優勝者                 $605,000 < $700,000
ファイナリスト   $295,500 < $350,000
セミファイナリスト $148,100 < $150,000
QF                         $75,500 > $64,700
R16                          $39,800 > $32,000
予選、そして本戦1・2回戦では男女同額



■なぜ男子の方が少ないのか?

男子テニスの今年の賞金総額は$82.3 millionで、昨年より18%増、2006年より30%以上増えました。 しかし、その増額分のほとんどは(上位)大会の優勝者とファイナリストの懐へ入ることになっていて、それ以前に敗退した場合は下手すると昨年度より賞金額が少なくなるはずでした。

たとえば、インディアンウエルズでは:

優勝者:$700,000(昨年度の$555,000から26%アップ
4回戦で敗退:$32,000(昨年度の$37,000から14%ダウン

しかし、この件について今年の全豪でのプレイヤーズミーティングで猛烈な反発があり、3月に入って賞金額が訂正発表されました。その結果、各ラウンド共に昨年度より賞金額が増えました。(下記参照) 

clipped from sports.espn.go.com
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しかし、女子(WTA)の方では何の調整も行なわれなかったため、男子優勝者であるラファの優勝賞金が女子より少なくなっちゃったわけです。



■不公平? 公平? - トップ選手 vs そうでない選手、テニス vs その他のスポーツ

ATPの今年度賞金総額が2006年の3割増とかいうとまるですごく増えたようですが、2006年までが足踏み状態だったそうなので、長期的に見れば当然の増額だと思います。しかし、ATPの下部大会であるチャレンジャーやフューチャーズの賞金は過去10年間あまり増えていないとか。

それって、私としてはとても不公平な気がするんだけど、フィッシュの意見にもうなずけるものがある:

フィッシュ:「トップ選手を見たいという人たちがGSなんかのチケットを買うんだ。60~80位の選手は自分の仕事があるのはそういうトップ選手たちのおかげだと認識することが大切だと思う。(トップ選手であるということは)偉大な仕事であって、軽んじるべきじゃない」

また、このトップ選手優遇は、トップ30選手の1000大会への出場義務(モンテカルロを除く)などと引き換えだという考え方もできるかもしれません。(もっとも、上位シード選手にはほとんどの大会で1回戦不戦勝という優遇があるわけですが)

ちなみに、去年の獲得賞金総額:

ナンバー1のラファは670万ドル(約6億4千万円)
トップ10選手はすべて100万ドル以上(約9500万円)
獲得賞金100位の選手は約30万ドル、200位が約10万ドル

グルビス(昨年度末ランキング53位)は約50万ドルだったそうだけど、赤字にならないよう経費をチェックしてるとか。(もっとも、グルビスはとても裕福な家庭の出ということもあり同じようなランキングの選手とは金銭感覚が違いそうなので、あまり参考にならない話じゃないかと思う。一般的には、トップ50に入れば経済的にはかなり楽になるということだったはず)

サッカーなどのチームスポーツでは一般的に収入の50~60%が選手たちの懐に入るが、テニスではその約半分で、GSではさらに少なくなる。
2005年半ばにATPトップの座を降りたマーク・マイルズによると、選手の取り分は50%に達していたそうだ。しかし、その後多くの大会の財政状態が好転したにもかかわらず賞金額の引き上げは行なわれず、その割合は大幅に減ったとか。

また、グルビスによると、たとえばロシアのトップ100選手たちの中にも(経費がかかるという理由で)コーチを帯同できない者がいるそうだ。

グルビス:「バスケットやホッケーなどでは、キャリア初期に(協会など?からの)援助がある。でも、テニスでは、誰からの助けもなくフューチャーズやチャレンジャー大会などで奮闘してトップ100に辿り着いても、まだマイナスなんだ」


clipped from sports.espn.go.com
"I know one of the main problems for young people to play challengers, it's getting more expensive than the years before, and maybe it's the same [prize] money.(カニャス)

"The reason people buy tickets to Grand Slams and stuff is to watch the top guys.I think it's important to realize that if you're ranked 60 to 80 in the world -- the only reason they have a job is because of those guys. It's a great job, and it's something we shouldn't take for granted." (フィッシュ)

"I think it's sad because a lot of the top 100 players, for example, me -- I count all my expenses and my income, and basically I have zero," (グルビス)
"In other sports, the system is a little bit different -- like in basketball and hockey, they try to help you in early days. But in tennis you struggle, you play in futures, you play challengers, you reach the top 100 -- nobody helped you, and still you're in the minus. It's not enough."(グルビス)
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While team sports pay generally between 50 percent and 60 percent of revenue to players, the comparable figures on the men’s and women’s tennis tours are around half that range, and for the four Grand Slams, significantly less.

 

Mark Miles, who ran the ATP from its inception though the middle of 2005, said that during his tenure the percent of player pay, including appearance fees, reached 50 percent. After departing, he said he learned the figure had declined significantly, reflecting the improved financial fortunes of many events that did not increase prize money. ATP executives testified during the trial that 73 percent of their events are profitable, but between 2000 and 2006 there were no pay increases.

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参考までに、先日「プチあれ7」にアップしたものです。
・・コーチって、週千ドルや2千ドルくらいでツアーに帯同できるものなんでしょうか。決勝進出でもしないかぎり一週間ずっとということはないにしても、オランダの典型的収入が約3万ユーロ(税込み約390万円、平均ではなく最頻値)ということを考えると、安いような・・


◆トップ選手の年間経費試算

オランダのテニス雑誌に出ていた、Octagonというマネージメント事務所のAlastair Garland氏による試算/例です。

「トッ プ選手」の定義が不明ですが、ホテル代は自分持ちということは、チャレンジャーを中心に回っている選手かな? (←ATP大会メインドロー選手のホテル代 は大会持ち。コーチなどのホテル代については、不勉強ながらわかりません) 3桁ランキングだとコーチ帯同はむずかしいことも多いらしいけど・・・ (ソース

メインコーチ  $2.000 x 25週=$50.000
ツアーコーチ  $1.000 x 15週=$15.000
ホテル(選手/コーチ)(一泊$100 x 2)x 40週=$56.000
飛行機代(選手/コーチ)  =$40.000
交通費           =$10.000
食事代(選手/コーチ)(一日$50 x 2)=$28.000
ラケット張り代($25 x 6フレーム)x 40週=$15.000
フィットネストレーナー $1.500 x 10週=$15.000
スポーツサイコロジスト $300 x 10セッション=$ 3.000
電話+雑費      =$ 8.000
年間合計        =$231.000(約2千2百万円)
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[ 2009/05/18 ] テニス一般 | TB(0) | CM(3)

試合は観ても、賞金の額を気にしたことは殆どありませんでした。GSなんかで優勝すると天文学的(私にとって・・・^^;)な賞金がもらえるというのは知ってたけど。

昨日はさすがショーが大好きなマドリッド大会と言うか、でっかい小切手(大切手?)を貰っていたので、誰が幾ら貰ったかすぐわかりましたが。ちょっと品がなかったけどね(笑)。

して、金額の差は何だろう?
はじめVATが上乗せされてるのかと思ったけど、それも変だし、他の税金か?と思ったけど、やっぱり変ですよね。税金分が上乗せされた賞金なんて聞いたことないし(笑)。
もしかしたら、スポンサーのボーナスかな??

賞金の男女平等に関しては前にチラッと意見を書いたけど、平等賃金はもちろん賛成ですが、GSの5セットマッチと3セットマッチを同額というのはやっぱり逆の不平等という気もします。確かに男子の方が体力があるんだけど、それでも5セットマッチは大変だと思うし、同じ質の労働をしているからにはその分多く貰ってもいいんじゃないのかな・・・。

しかも、今のテニス界を見ていると、男子の方が女子より商品価値のある選手が多いように思うし。シャラポワ以降、女子の方はこれと言うスター選手が出てませんよね。そういえば、アナはどうしたんだ??
[ 2009/05/18 23:57 ] [ 編集 ]

Re: タイトルなし

いっこさん

お金@テニスの話、ダイスキ♪な私です。
天文学的な方ではなく、ランキング下位の選手たちはどうなのかな・・という方ですが。

> して、金額の差は何だろう?
あの額は元々大会側が優勝者に設定した額のまま・・・なのかもしれません。
大会としては、スポットライトを浴びる優勝者の賞金額が大きい方が見映えがするからそのままにしておいて、ATPの方で賞金を調整するなら勝手にどうぞ・・なのかなあ、と。

> GSの5セットマッチと3セットマッチを同額というのはやっぱり逆の不平等という気もします。

同じシゴト内容で、フルタイムの男子と週3日勤務の女子が同じ給料というのは変ですよね。
女子の方がお金になるなら別ですが。週3日でも売り上げがフルタイムより多いなら、給料上でも当然ですから。

> 男子の方が女子より商品価値のある選手が多いように思うし。
世間一般的にはどうなんでしょうね。
男子はラファとフェデラーという「ライバルおみきどっくり」にものすごい価値があると思うけど・・・。
[ 2009/05/19 06:11 ] [ 編集 ]

全く気づかなかった!

はじめてコメントさせて頂きます。
いつも楽しませて頂いております♪

賞金について全く目にも留めていない私ですが、とても興味深い話ですね。
グルビスの言うこともわからなくはないけれど、
他のスポーツとの比較はお金だけでなく、
大会自体の選手へのケアが優れているのかもしれないと思ってしまうのと、ん~何とも比較できないです。
トップの中のトップの選手とトップ選手とある程度の差はあるべきだとハングリー精神を養うためにも思います。
ただ、経費の出所が賞金だというのはビックリ、
普通それをスポンサーに出資してもらうんじゃないんですかね??
チームスポーツだと人件費はチームが支払ってますし、
国内スポーツだとプラス報酬が賞金と同じくらいそれ以上もらっていますよね。
世界中回るその移動費は選手+1~2名はある程度大会から負担されると思うんですけど、違うんでしょうかね。

大きな?マークが頭をもたげます。
[ 2009/05/25 01:35 ] [ 編集 ]

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...he looks back and decides that all those years he suffered, those are the best years of his life, cause they made him who he was. 
(From a film Little Miss Sunshine)
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