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デ杯QF終る ←いまさらですが

デ杯大国は、ラファ・ロディック・ナル・デンコ(ツルちゃん)・・と国内ナンバー1やデ杯で実績のある選手がことごとく欠場。SFに駒を進めたのはダントツの層の厚さを誇るスペインだけでした。(ちなみにデ杯最新ランキングは、スペインが1位に返り咲き、以下、2位米国、3位ロシア、4位アルゼンチン)

ロシア・キャプテンのタルピチョフがデ杯スケジュールを非難したようだけど、今年はトップ選手にとってツアーとデ杯を両立させるのが一段とむずかしいスケジュールになっています:

  • 1回戦 インディアンウエルズ・マイアミの直前
  • QF ウィンブルドン翌週
  • SF 全米翌週
  • 決勝 ATP World Tour Finals翌週

デ杯は、必ずしも選手層の厚い国が勝つわけではないけど、今年もスペインが有利かも:
<オリンピック年にスペインがデ杯優勝するのは偶然ではない>
(by ヘラルド・トリビューンのChristopher Clarey)

スペインのデ杯優勝は2000年・2004年そして2008年と、いずれもオリンピック年。そういう結果になったのにはそれなりの理由があるのだという。

オリンピック年には例年にも増してツアースケジュールが過密となる
 ↓
特にトップ選手たちには大きな負担となる
 ↓
年度末までにはトップ選手がすり減ってることが多いので、選手層が厚くやる気のある選手の多い国が有利となる
 blog it


しかし、私はアルゼンチンの奇跡的優勝・・・はいくらなんでももうあり得ないので、チョビいえチェコの優勝を願います。スペインの熱く燃えたぎる観客を凍らせてしまえ~ ポイチュ!

シングルスはどうなるかわからないけど、ダブルスではハスキー対決が見られそう♪




◆チェコ3−2アルゼンチン

R1 - T.BERDYCH (CZE) def. J.MONACO (ARG)
6-4 2-6 2-6 6-3 6-2
R2 - J.DEL POTRO (ARG) def. I.MINAR (CZE)
6-1 6-3 6-3
R3 - T.BERDYCH / R.STEPANEK (CZE) def. J.ACASUSO / L.MAYER (ARG)
6-1 6-4 6-3
R4 - J.DEL POTRO (ARG) def. T.BERDYCH (CZE)
6-4 6-4 6-4
R5 - R.STEPANEK (CZE) def. J.MONACO (ARG)
7-6(5) 6-3 6-2


◆アルゼンチン健闘
ここ数年デ杯チームをひとりで背負ってきたナルが欠場だったし、敗戦はしょうがない。デルポはエースの役割を果たし、モナコは持てるものをすべて出し尽くし、ダブルスは予想通り歯が立たなかったけど、よくがんばりました。

デルポをダブルスに出すべきだったのでは・・という声もあるんだけど、このサーフェスでベルディフ・ステパネク(またはステパネク・ドローヒィ)に勝つのは至難の業。それに、デルポはランキング上は国内ナンバー1とはいえ、必要とあれば1人で3勝を挙げてチームを背負えるエースの器にはまだなっていない。(そうなるにはまだ1、2年かかる、とキャプテン談)

◆エピソード
今回、チームの中心はトップ選手ではなくキャプテンでした。現役選手たちにはほとんど馴染みのないキャプテンということで、どうなることやら・・と思われていたけど、杞憂に終りました。1回戦でもそうだったけど、よい雰囲気作りのためにいろいろ気を配っていたようです。たとえば:

  • キャプテンは若い頃に詩集を出したことがあるらしく、その一冊を読書家?のアカスソにあげました。アカスソがその中のエロチックな一節を朗読し、一同大爆笑。
  • 昨年度デ杯決勝会場の写真に"Gracias Chela. Gracias Lucas. Gracias Martín. Vamos Argentina"(←デ杯1回戦のメンバーのうち、今回選ばれなかった各選手たちにありガト~&バモス・アルゼンチン)と書いたものを、ロッカールームに貼っておいた
  • 選手間の結束を強めるため、選手個人のコーチやスタッフを外して選手だけ同じホテルに滞在という期間があった
    ("Aprendizaje para el futuro"などから読み取ってみたエピソードなんだけど、最後のホテルの件はかなりあやふやで、全然話が違うかもしれません)

◆鍵はダブルス
デ杯強豪国の中で、ダブルスに出る選手がこんなにコロコロ変わる国はあまりないんじゃないかな? ダブルスを制したチームが勝つとは限らないけど、いい加減どうにかすべきでしょう。

帰国したデルポも、地元でリハビリ中のナルも、自分はシングルスに集中したいけどダブルス固定ペアが必要なんじゃないかという点で意見が一致。しかし、それじゃ一体誰と誰が? ダブルス職人を入れる気はあまりなさそうなので、モナコとアカスソ???

来年ナルが戻ってきて、デルポと2人でチームをひっぱってくれれば、どんなサーフェスでも勝てるチームになるはず。(モナコが、その2人の調整役としてだけでなく、必要とあれば1勝くらいは挙げられる戦力として参加できますように) 

来年かさ来年には優勝しよう! そうしよう! (2年連続でもいいぞ~)


◆チェコ、1996年以来初のSF進出
チェコがSFに進むのは、1996年以来初めてです。おめでとう! ドローヒィという特上ダブルススペシャリストがいるとはいえ、実質上ベルディフとステパネクの2人でここまでやってきました。

SFでクロアチアに勝てば、決勝で待っているのはおそらくスペイン。そうなるとスペイン開催なので、サーフェスはほぼ確実にクレイ。

どう考えてもスペイン有利なんだけど、勝負・・特にデ杯はフタを開けてみなければわからない。幸い?なことにベルディフもステパネクもロンドンでの年度末最終戦には出られそうにない。(←ベルディフが全米優勝でもしない限り) 一方、スペインは幸か不幸かラファは出場確定、さらにベルダスコも出られる確率大。ロンドン(ハードコート)の翌週にクレイ・・というのがラファ(やベルダスコ)にどう影響するか? 

いや、まずはクロアチアに勝たないと・・・ 下げぬラファのパンツ数えてる場合じゃなかった。



◆スペイン3−2ドイツ

R1 - F.VERDASCO (ESP) def. A.BECK (GER)
6-0 3-6 6-7(4) 6-2 6-1
R2 - P.KOHLSCHREIBER (GER) def. T.ROBREDO (ESP)
6-3 6-4 6-4
R3 - F.LOPEZ / F.VERDASCO (ESP) def. N.KIEFER / M.ZVEREV (GER)
6-3 7-6(1) 6-7(6) 6-3
R4 - P.KOHLSCHREIBER (GER) def. F.VERDASCO (ESP)
6-4 6-2 1-6 2-6 8-6
R5 - J.FERRERO (ESP) def. A.BECK (GER)
6-4 6-4 6-4


フェレロの笑顔! これに尽きます。

デ杯でのフェレロといえば、2000年決勝で決勝点を上げてスペインをデ杯初優勝に導いたことが浮かぶけど、その年のQFがデ杯デビューでした。フェレロ(当時29位)が抜擢されてカフェルニコフ(当時3位)とサフィン(当時34位)に勝っちゃったのです。決勝よりむしろそのQFの試合を見てみたい・・・

この2000年は、故障さえなかったら前年1999年3月にナンバー1になったモヤがエースとして活躍したんじゃないかと思うけど、この年、モヤは出場もならず。だから、2004年デ杯決勝でモヤが決勝点を決めて優勝することができて、私はとーーーってもうれしかった。

でも、ラファが第2シングルスに抜擢されて大活躍だったのはいいんだけど、その陰でフェレロがどういう思いをしていたか。。その後ズルズルとランキングが落ちていったことも考えると、あの決勝がフェレロのどん底時代の始まりだったのかも。だから、ウィンブルドンでの快進撃に続いてフェレロがデ杯で活躍できて、私はしみじみとうれしい。


ドイツのベックは、開幕戦で接戦、SF進出をかけた最終戦の相手が当初の予定とは違うベテラン選手になり、完敗。・・・モナコとまったく同じパターンでした。負けた後、ベックも泣いてたようです。これまたモナコと同じ。がんばれ、ワカモノ!



◆イスラエル4−1ロシア

R1 - H.LEVY (ISR) def. I.ANDREEV (RUS)
6-4 6-2 4-6 6-2
R2 - D.SELA (ISR) def. M.YOUZHNY (RUS)
3-6 6-1 6-0 7-5
R3 - J.ERLICH / A.RAM (ISR) def. I.KUNITSYN / M.SAFIN (RUS)
6-3 6-4 6-7(3) 4-6 6-4
R4 - I.ANDREEV (RUS) def. D.SELA (ISR)
4-3 - Retired
R5 - H.LEVY (ISR) def. I.KUNITSYN (RUS)
6-4 4-6 7-6(2)


そこにいるだけで霊験あらたかなデ杯男・サフィン・・・というひとつの伝説が終った。というのはオーバーかな。

Erlich/Ramが「全豪で優勝した時よりうれしい」みたいなこと言ってましたね。デ杯キャプテンのもとに首相から電話があったそうだし。しかし、次はスペインと対戦。しかもアウェイ。



◆クロアチア3−2米国

R1 - I.KARLOVIC (CRO) def. J.BLAKE (USA)
6-7(5) 4-6 6-3 7-6(3) 7-5
R2 - M.CILIC (CRO) def. M.FISH (USA)
4-6 6-3 6-7(3) 6-1 8-6
R3 - B.BRYAN / M.BRYAN (USA) def. R.KARANUSIC / L.ZOVKO (CRO)
6-3 6-1 6-3
R4 - M.CILIC (CRO) def. J.BLAKE (USA)
6-3 6-3 4-6 6-2
R5 - B.BRYAN (USA) def. R.KARANUSIC (CRO)
5-7 6-3 7-6(4)


ブレイクがクレイでチリッチから1セット取れただけでも立派。
ま、これでロディックは安心して全米決勝まで出られますね。というか、そのための米国敗退だったりして。



◆WG以外の対戦から

  • ぺルー 2−3 カナダ
    ネスター・ニーマイヤー d オルナ・ミランダ 67 75 76 46 63 惜しかった・・・
  • タイ 0−5 カザフスタン
  • ブルガリア 1−4 ラトビア
  • キプロス 3−2 アイルランド
    バグダティスったら、試合ができるような状態だったのか???



◆WG入替戦(9月)

  • チリ vs オーストリア 
  • ベルギー vs ウクライナ
  • ブラジル vs エクアドル 
  • オランダ vs フランス 
    おフランスに勝てるわけないじゃん・・・
  • 南アフリカ vs インド 
  • セルビア vs ウズベキスタン 
  • スウェーデン vs ルーマニア 
  • イタリア vs スイス 
    フェデラーが出てこなければイタリアがWG昇格でメデタイ。全米直後なのに出るのであれば、例の如く疲れを理由にジャパンオープン欠場の可能性が高まる。どっちでも私的にはOK。
[ 2009/07/19 ] 2009 デ杯 | TB(0) | CM(2)

世界で一番orzなデ杯決勝

<<< orz >>>

いまだかつてこんなに敗戦の余波の大きなデ杯決勝があっただろうか・・・ 

不意の地震(優勝できなかったこと)で国中ガタガタになったところに、大津波に襲われた感のあるアルゼンチンテニス界。チーム内外の軋轢そしてお金や利権にまつわる伝聞・憶測・ニュースが乱れ飛んでいます。それらの一部については、日本語のブログでも取り上げらました:


そう、対戦が終わった後もドラマは続いています。アルゼンチンが素直に優勝していたら出てこなかったであろう話が次々出てきてるのは興味深い。(そう思わなきゃやってらんな~いっ!) そうそう、アカスソに対する非難や批判の声は見当たりません。

ちなみに、チームの内紛・喧嘩の存在を認める公式発言は見てません。でも、状況証拠からいって揉めたことはほぼ確かでしょう。アルゼンチンチーム内の人がデルポが泣いてるのを2回見たという伝聞話もあります。(ここで読んだ話)

あ、だからといって「デルポかわいそ(涙)」とか「ナルのバカヤロー(怒)」とか思わないで下さいね。デルポは涙腺ゆるすぎだし、けっこうきついことも言うようですから。(柳みたいなもので、すぐしなだれるけどそう簡単には折れないしぶとさがある。おまけに、油断してると撓(たわ)んだ枝が跳ね返ってピシッとやられるって感じ)



とにかく、テニス界の一年を締めくくるデ杯決勝は、予想を裏切るドラマいっぱいの展開でテニス観戦の醍醐味をたっぷり味あわせてくれました。

・・アルゼンチンのバカ野郎どもめーーーーっ! 

私は、この敗戦を都合のいいように解釈してます。そう、アルゼンチンが初めてデ杯優勝する時、そこにはモナコがいなければいけない! そして、そこにはちゃっかり観戦している私がいるはず! 

Tomorrow is another day. (と、私はバモの大地にデ杯奪還を誓うのだった。が、しかし、私が誓ってもあまりイミない?)






Crónica de una desilusión (落胆ので杯決勝を振り返る、16分)



La Gran final de la Copa Davis(アルゼンチンの過去のデ杯決勝、今年の歩みなど9分)






以下、長いですが、「敗因」「デ杯ランキング」「2009年展望」など。
[ 2008/12/03 ] 2008 デ杯 | TB(1) | CM(15)

...he looks back and decides that all those years he suffered, those are the best years of his life, cause they made him who he was. 
(From a film Little Miss Sunshine)